『MACBETH SC』: 二つのバージョンで再演、松崎史也の視点からシェイクスピアを解釈
2024年9月26日、東京・新宿村LIVEで『MACBETH SC』の初日が開幕した。この作品は、2018年に上演された『MACBETH SC』の再演で、シェイクスピアの四大悲劇の一つ『マクベス』を題材としている。悲劇と喜劇は裏表というコンセプトのもと、S(シリアス)とC(コメディ)の2バージョンが上演される。
脚色・演出は松崎史也が担当。主人公のマクベスは鯨井康介が演じ、マクベス夫人は西葉瑞希(S)と椙山さと美(C)がそれぞれ演じる。シリアスバージョンでは、出演者全員が黒を基調とした衣裳を身に纏い、悲劇の世界を表現。観客を『MACBETH』の世界に引き込む。一方、コメディバージョンでは白を基調としたコンセプトで、観客を巻き込みながら他では見たことのない『MACBETH』の世界が展開される。
上演時間は約2時間。10月3日(水)13時公演(C)と18時公演(S)はライブ配信も予定されている。
松崎史也は、「高尚で難解なものでなく、あくまでエンターテイメントとして、『カジュアルミーツシェイクスピア』と銘打ち、細々とこっそりと勝手に楽しみながら10年やってきました。一緒に遊んでくれる、共感してくれる仲間が増え、一緒に遊んでくれる、待っててくれるお客様が増えました。人の悩みや苦しみ、おかしみや愛おしさは、時が経っても全く変わらない。そう、シェイクスピアが教えてくれます。皆で一緒に、人間を見つめましょう」とコメントしている。
<公演情報> 原作:W・シェイクスピア 脚色・演出:松崎史也
【出演】 ■シリアスver. 鯨井康介、西葉瑞希、北村健人、田口涼、伊崎龍次郎、灰塚宗史、伊藤優衣、阿瀬川健太、林千浪、古屋敷悠、田中尚輝、宮内伊織、船木政秀、木村優良、赤澤燈、小野流星、熊野ふみ、村山董絃、谷茜子、野口準、小見朋生、勝沼優、山田隼人、吉田拓也
■コメディver. 鯨井康介、椙山さと美、瀬戸祐介、赤澤燈、山咲和也、やじりまおん、澤田拓郎、上杉輝、山﨑紫生、古屋敷悠、乙木勇人、早川勇平、山本耕大、小林賢祐、栗本佳那子、入江二千翔、吉岡将真、野口準、小見朋生、勝沼優、山田隼人、吉田拓也
日程:2024年9月26日(木)~10月6日(日) 会場:東京・新宿村LIVE