元アイドルで女優の谷藤海咲(25)が、NHK連続テレビ小説「おむすび」において、橋本環奈演じるヒロイン・米田結のギャル仲間であるタマッチ役で出演している。タマッチはギャル仲間のリーダー的存在で、谷藤自身も「やると決めたらやり通すし、変な言い訳はしない」というポリシーを持っていることから、ぴったりの役どころだ。彼女は「とても理解できます」と演じることに共感している。
2015年からアイドルグループ「KissBee」に所属し、2023年5月に卒業するまで8年間活動した。卒業後は演技の道に進むことを決意し、さらにアイドル活動と並行して会社経営にも取り組んでいた。グループの元メンバーらと「zzz.inc.」という会社を立ち上げ、Z世代向けのデザインや空間プロデュースなどの事業を代表取締役として展開している。まさに「やると決めたらやる」精神の持ち主だ。
谷藤は「世間体を気にせず自分ファーストなギャルの役に魅せられ、オーディションを受けました。ダンスの審査があって、見よう見まねでパラパラに初挑戦しましたが、手応えはゼロで落ち込みました。しかし、見事に合格。ヒロインにも厳しく、妥協を許さない姿勢はハマリ役でした」と振り返る。ドラマの中でも特に成功を印象づけたキャスティングだ。
撮影現場での雰囲気は、谷藤の予想に反して「しっかりとした印象とは違い、共演者さんとスタッフさんがとてもアットホーム」と話す。ギャル仲間とも素で仲が良くなり、「こんなに仲良くなれるんだ、と思うほど」と語る。橋本環奈については「実際に会うと本当にあのまんまのキャラクターで、何ならもっとフレンドリー」とすっかり仲良くなった。一方で「撮影はハードだと思うのですが、全然それを見せないので、 tạpに感心しています」とリスペクトしている。
序盤のハイライトとなる福岡・糸島でのフェスティバルでは、ギャル仲間とともにステージに立ち、パラパラを披露する予定だ。「パラパラは汗もめっちゃかくし、姿勢も良くなるのでエクササイズになると思います。これをきっかけに、またパラパラが流行ったらいいですね。何よりギャルのマインドの部分が今の人たちに届いたらと思います」と期待を込めて語った。