プロは前傾キープを意識することなく、高い位置にあるボールを打つイメージでヨコ振りしています。テーブルの上にあるボールを打つとき、上から入れようとしたり、下からあおろうとはしないのと同じです。片山晋呉さんもハイティで練習していますが、プロは高いボールを打つところから始めています。
地面にあるボールに対してヨコ振りするのがゴルフスイングの基本です。これができれば、前傾角度が崩れたり、上体が右に倒れてひっくり返ったりすることはありません。
テークバックでクラブヘッドがインに引きすぎると、クラブヘッドが下がるのがミスの始まりです。ドライバーで膝立ち打ちをすると、クラブが立ってバックスイングができ、きれいなヨコ振りが身に付きます。普段の練習では、膝立ち打ちをルーティンに近いものとして取り入れることも有効です。
中西直人は1988年生まれ、大阪府岸和田市出身で、2010年にプロ転向しました。2019年に初シードを獲得し、現在は2022年に失ったシードの復活を目指して、堀尾ゴルフ理論を再び勉強しています。国際スポーツ振興協会に所属しています。
どんなに体の動きが良くても、ボール位置が間違っていると真っすぐに飛ばないため、ボール位置の確認も重要です。片山晋呉さんは、「飛んで曲がらない」ドライバーのボール位置を「自分から見てトゥ寄り」と考えています。