シンシナティ・ベンガルズのQBジョー・バロウ、WRジャマール・チェイス、WRティー・ヒギンズが活躍した試合だったが、最後の攻撃で失敗し、ボルティモア・レイブンズに41対38で逆転負けを喫した。
試合はオーバータイムに突入。レイブンズのQBラマー・ジャクソンがファンブルし、ベンガルズは敵陣38ヤード地点でボールを獲得。3回の攻撃で3ヤード前進し、53ヤードのフィールドゴールをキッカーのエバン・マクファーソンに託した。しかし、スナップとパンターのセットが乱れ、マクファーソンのキックは左に外れた。その後、レイブンズのKジャスティン・タッカーが24ヤードのフィールドゴールに成功し、劇的な逆転勝利を収めた。
試合後、ヒギンズは「第1ダウンと第2ダウンでよりアグレッシブなプレーを選べば、エバンがより良い位置でキックを決められたはず」とコメント。チェイスも「少なくとも1回は俺か、ティーか、ドレイ(アンドレイ・アイオシバス)にパスを出して第1ダウンを獲得すべきだった」と述べた。
バロウは392パスヤードを記録し、キャリア初の5タッチダウンを達成。チェイスは10回のキャッチで193ヤード、2タッチダウンを記録し、ヒギンズは9回のキャッチで83ヤード、2タッチダウンをマークした。ベンガルズのHCザック・テイラーは、フィールドゴールレンジから外れる可能性のあるサックやホールディングのペナルティを避けようとしたと説明した。
バロウは試合後のインタビューで「今の我々はチャンピオンシップレベルのチームではない」と語り、「調子を取り戻し、シーズンを通して成長し、その境地に達することができると思いたいが、今はそうではない」と述べた。ベンガルズは1勝4敗となり、厳しい状況に立たされている。1990年以降、1勝4敗でスタートした167チームのうち、プレーオフに進出したのはわずか11チームだけだ。